パームシュガーはアンチエイジング優秀食材!ココナッツシュガーとの違いは?
2016/04/13
これは我が家のパームシュガー2種類。左側はかなり食べ尽くしてますね。
タイでは安くて一般的です。こんな風にプラスチックケースに入ってたり、ケースから外されていたりがほとんどかな。
一般的にはどれも固形です。硬さは黒砂糖か、それより少し硬いくらいかな。
パームシュガーとココナッツシュガーって違うの?
健康効果が話題のココナッツシュガーとくらべて日陰者のパームシュガーだけど、はたしてどうなの?
と思い調べたところ。
”ただ一つ確実なのは、どちらも血糖値を上げにくい甘味料でミネラルが豊富という機能面では一緒であるということなので安心です。”
http://simple-natural.jp/coconut-palm-sugar.html
だって。
そして、パームシュガーとココナッツシュガーの違いだけど、
ココナッツシュガーはココヤシから、パームシュガーはサトウヤシやニッパヤシから作られたもの。
という説もあれば、
ココヤシの花蜜から作られるものをココナッツシュガー、樹液から作られるものをパームシュガーと呼ぶという。
という定義もあるらしく。
よくわからないけど、一番大事なのは、効能がどう違うのか?ということ。
タイはパームシュガーの生産が盛ん。
タイ在住の長い方に、以前頂いたパームシュガーを最近よく調理に使っていますが、とっても美味しい!
ブラウンで、黒砂糖のような感じなのですが、黒砂糖ほどの癖がなく、キャラメルっぽい風味の素朴でまろやかで、やさしいお味。
花の蜜から作られたココナッツシュガーは血糖値を急にあげない低GI食品として有名で、アンチエイジングに超優秀!なのですが。
樹液から作られたパームシュガーもそうなのだろうか?
palm sugar and coconut sugar are not the same. One comes from the palmyra or sugar palm and the other from coconut palm, but both are produced from the sweet, watery sap that drips from cut flower buds. The sap is collected each morning and boiled in huge woks on the plantations until a sticky sugar remains. This is whipped and dropped in lumps on cellophane, or filled into containers. Because it is not highly processed like brown sugar, the color, consistency, flavor and level of sweetness can vary from batch to batch, even within the same brand.
http://www.thaifoodandtravel.com/ingredients/palmsug.html
これらの説明を見る限り、パームシュガーとココナッツシュガーに、明確な区別をして流通させている、または使っているようには思えない。
sap=樹液という言葉を使ってるけど、ゴムみたいに木に切りつけているんじゃなくて、花の蕾を毎朝きりつけて、そこから蜜を集めてるようだし。
パームシュガーであってココナッツシュガーじゃありません、という売り方をしてる製品が見つからないんだよね。
パームシュガーのほうが、ココナッツシュガーより安価で流通量も多いはずなのに。
そして主要原産国のひとつであるタイの料理研究家ですら、区別して料理で取り扱ってないなら、同じとして扱うわよ、私。
というわけで、まあココナッツの種類が違うにしても、栄養価は変わらない!っていう認識のもとに利用するとします。
もしも詳しい方いたら、ご教授ください。
で、このココナッツシュガーなんだが、低GI。
GI値は35とされている。
GI(グリセミック・インデックス)値
血糖値がどのくらい速く上がるのかを示した値。精製度の高い食品ほど数値が高くて急激に血糖値をあげてしまいます。その結果、インシュリンも急激に分泌されるので、そのエネルギーは活動のエネルギーとして全ては消費されずに脂肪として体内に蓄えられます。数値が低い場合にはその逆で、血糖値は穏やかに上がりインシュリンの分泌を安定させますので、エネルギーの多くは活動によって消耗される結果、脂肪として蓄えられる可能性が下がります。GI値の例(白砂糖110・黒砂糖99・食パン91・ハチミツ88・白米84・ソバ59・玄米56・豆腐42・チーズ35・アーモンド30)
http://xn--mcknaq3dg4bypth.jp/
高GI食品を食べると、糖質の吸収が急激になるため体に大きな負担をかけます。
それに対して低GI食品は糖質の吸収がおだやかで太りにくいと言われています。
食品はGI値が70以上を高GI食品、56~69を中GI食品、55以下を低GI食品と3つのグループに分けることが出来ます。
http://www.otsuka.co.jp/soy/about/gi.html
糖化は、肌のハリを保っているコラーゲン繊維の構造を破壊する生体反応です。糖化によって、肌は正常の弾力性を失い、ハリやつやのない状態に変色してしまいます。
また、糖化によって生じる老廃物が皮膚の細胞に溜まり、くすみや黒ずみの原因となることで、肌の透明感が失われてしまいます。
“抗糖化ケア”とはどのようなことなのでしょうか?これは何も難しいことではありません。血糖値を急激に上げない生活習慣のことです。現代の食生活の問題点は、血糖を急激に上げる食材や食べ方が多いことです。
以前にお話ししたように急激に血糖値が上がるとインスリンが大量に分泌されます。それによってインスリンに対する抵抗性が上昇してしまい、インスリンが効きづらくなってしまうのです。
例えば、喉が渇いたと言って空腹時に甘い清涼飲料水や甘みのある炭酸飲料を一気に飲むような行為はよくありません。空腹時の血糖は100程度でも、そこで甘いジュースを飲むと血糖値がグーッと上がり、インスリン濃度も急激に上昇します。
インスリンが大量に分泌されているため、血糖値が下がった後もインスリンは高い状態が続くのです。インスリンの作用が効きすぎると、低血糖に陥ります。低血糖は体にとって非常に危険な状態ですから、今度はインスリンの効きを悪くするような働きが生体中におこるわけです。これがインスリン抵抗性のメカニズムです。
こうなってしまうとインスリンが分泌されても血糖値が下がりにくい、すなわち生体内が非常に糖化されやすい状態になってしまうのです。
http://bihadasabo.jp/hospital/
上記のHPによると、糖化は、骨粗しょう症や、アルツハイマー症の発症を招きやすくなるし、全般的に老化のスイッチが入りやすい体の状態になるらしい。
これを読んで、アンチエイジングの鬼が、あれだけ低GIにこだわってるのがよくわかったわ。
体の糖化・・それは恐ろしいことなのね。
ということで、一般的な甘味料のうち、低GIで有名なアガペシロップのGI値21の次に低GIの甘味料と言えそう。
でもアガペシロップみたいに高価ではなく、とくにタイでは手に入りやすい!!
ビタミンBや、アミノ酸、ミネラルも豊富で、とても栄養バランスにも優れている。
とてもナチュラルで、伝統的に使われてきたこともあって、安心できるし。
これは、甘味が欲しい時は、積極的にお料理に使うしかないでしょ。
代わりに、果糖がはいっている市販の甘いジュースは飲まないようにしよう!
そして手作りじゃない、何が入ってるかわからない市販の甘いお菓子もあまり取らないようにしよう・・とつよく思いました!
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Comment
こんにちは。ココナッツシュガーを検索していて、ここに辿り着きました。
もう半年以上前の投稿ですね、ココナッツシュガーですね。実に奥が深いと言うか、曖昧なんですよ。色々調べてペースト状=花蜜から作ったココナッツシュガー、顆粒状=ココヤシの樹液から作ったココヤシパームシュガーと分類しました。顆粒の方が使い勝手が良いんですが、花蜜は顆粒にはならないと思います。
GI値ですが35はココヤシパームシュガーだと判断してます。ココナッツシュガーは蜂蜜を参考にすると90位じゃないかと。まあ、糖度、香り、ビタミン、ミネラルはココナッツシュガーの方が優れているようです。
kintaさん、コメントありがとうございます!
タイで私が見かけるのは、固形のものばかりで、「花の蕾からSAP(樹液)をとったもの」と表現されています。
NECTAR(花蜜)という表記ではないです。
ただ、「これは樹液ではなくて花蜜から作られたココナッツシュガーです」という商品をまったく見かけないため、誰かが「花の蕾から採取している=花蜜」と表現しただけで、実はどちらも、花の蕾から採取された液体のことを指しているのではないのかしら・・なんて、思い始めていたところです。
ココナッツシュガー商品をもしもご存じでしたら、後学のために教えていただけると幸いです^^